藤沢の型絵染画作家・丸山晶子さんの作品展「雨の彩」が6月4日、鎌倉の食堂「COBAKABA(コバカバ)」(鎌倉市小町1、TEL 0467-22-6131)で開催された。
丸山さんは、型染めをベースに絵画風に彩色を施した「型絵染画」で湘南の風景を染め上げ、個展やグループ展などで作品を発表するかたわら、今年3月には、同市鵠沼桜が岡にある昭和初期に建てられた母の実家を改築し、アトリエ兼ギャラリー「あとりえ梅庵」をオープン。各方面の作家との交流の場を作り、自身の作品にも生かしている。
今回の個展は、コバカバの2周年を記念し、「梅雨ライフも楽しもう」というコンセプトで企画された。展示作品は「雨の鎌倉の風景」をテーマにした6点で、和紙に顔料で染めた額絵(額装込みで9,000円~)や原画のミニ額(1,800円)などを即売する。そのほか、同店が以前かばん店として営んでいたことから、コラボ作品としてトートバッグ(2,000円)も用意する。
今回の作品について、丸山さんは「花の中で一番好きなアジサイをモチーフにした。鎌倉のアジサイの名所なども織り交ぜ、暗いトーンの雨空をさまざまな彩りの花で、軽快に楽しくさせるような作品に仕上げた」と話す。
営業時間は9時~19時。火曜・第3水曜定休。作品展の開催は今月16日まで。