新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸2)では9月9日より約1カ月間、展示企画「~秋篠宮文仁親王妃紀子さま・第三子ご出産お祝い記念~『真鯛の赤ちゃん』と『海の生物の赤ちゃんと紅白の生物たち』を行なう。
新江ノ島水族館は昭和天皇が相模湾の生物、特にヒドロ虫類を中心とした海洋生物学研究の第一人者であったことから、旧・江の島水族館時代から皇族関係者とのゆかりが深く、現在も館内に「今上陛下のご研究」のコーナーを設置。このコーナーでは昭和天皇の研究を始め、今上陛下のハゼ類の研究、秋篠宮殿下のナマズ類の研究を紹介している。また、秋篠宮殿下は現在、社団法人日本動物園水族館協会の総裁でもある。
同企画が行われる「発見の小窓『小さな地球』」は、「小さな窓のひとつひとつから、小さな命たちの美しさと、小さな体に宿る命の意思を発見する」をコンセプトに今年3月18日新設されたコーナー。縦110センチ、横443センチのスペースに24個の小さな水槽を配置している。
今回の展示では館内で誕生したクラゲの赤ちゃんや真鯛の赤ちゃんを始め、日本のお祝いの色、紅白の体色をしたエビなど、海の生物たちを紹介している。同水族館の館長、堀由紀子さんは、「このお祝い展示を通じて、ご来館頂いた皆様とご親王様ご誕生の慶びをわかちあえれば」と話している。(写真=展示の水槽内)