今年で3回目を迎える作品展「エンセンテン」に参加した藤沢在住の切り絵作家ヤマザキケンヨウさんの作品が8月23日より、パタゴニア鎌倉店(鎌倉市小町1、TEL 0467-23-8970)で展示されている。
同イベントは湘南で活躍するアーティスト10人が、江ノ島電鉄車内と沿線各所を会場に作品展を開催するもので、湘南の秋の恒例行事として定着している。
ヤマザキさんは、自身の結婚式のウエルカムボードを作ったことをきっかけに切り絵の製作を始め、2005年から七里ヶ浜駐車場のフリーマーケットで作品販売を約2年半継続。その後、湘南や東京で作品展を開催、今回のエンセンテン参加は昨年に引き続き2回目となる。
作品のテーマは「湘南の日常風景を切り取ったもの」で、店内15点、天気が良い週末には店頭のウッドデッキに約20点を展示する。即売も行い、小さな切り絵(9センチ×7センチ)=8,000円~、大きな切り絵(70センチ×50センチ)=85,000円。
ヤマザキさんは「見た人がふっと優しい気持ちになるような作品作りを目指している。今回は、サーフィン、HULA、ビキニ姿の女の子など、ポップで明るいモチーフを切り絵という古風な手法で表現する作品を展示した。これまでの切り絵のイメージがガラッと変わると思う」と話す。
同店の営業時間は11時~19時。期間中無休。作品展の開催は9月11日まで。ヤマザキさんの在廊日は、期間中の土曜・日曜、11時~日没。