大磯ロングビーチ(大磯町国府本郷)をスタート・ゴールにした「第3回 湘南国際マラソン」が11月16日、開催された。
ゲストランナーに、オリンピックのメダリストでケニア出身のエリック・ワイナイナさんと、世界選手権メダリストの千葉真子さんを迎えたほか、アナウンサーの徳光和夫さんや参議委議員で弁護士の丸山和也さん、タレントの間寛平さんらが応援に駆け付けた。
「フルマラソン一般の部」男女、10キロメートルのコースでは、一般ほか「車いすの部」「視覚障害者の部」「知的障害者の部」「移植者の部」の各男女全12種目が設けられ、同大会過去最多の計17,694人が参加した。
9時~10時に各種目が時間差でスタート。湘南の海や江ノ島、富士山を望む絶景コースと評判の同大会だが、当日は小雨降る曇り空の下あいにく富士山は見えず、肌寒さを感じる中での開催となった。
「フルマラソン一般の部男子」の優勝者は、2時間29分26秒でゴールした横浜市の三浦裕一さん。「フルマラソンへの参加は初めて。3時間を切れれば良いかな、と思っていた」と話し、応援客らを驚かせた。「フルマラソン一般の部女子」の優勝者は、3時間5分14秒でゴールした沖縄県から参加の久保田文さん。「沖縄では気温が30度くらいあるので、今日は涼しく走れて良かった」と笑顔で優勝の喜びを語った。各種目の上位3人には、実行委員長を務める衆議院議員の河野太郎さんより表彰状などが送られた。
また、大会会場でひときわ目立っていた鎌倉在住の参加ランナー、三浦信彦さんは「練習ではいつも藤沢を走っている。せっかくの地元の大会なのでこれからも出続けたい。タイムは…前回比プラスマイナスゼロくらい」とやや悔しそうに振り返った。