葉山のアウトドアフィットネスクラブ「BEACH HAYAMA」(葉山町下山口、TEL 046-854-4046)で、サーフィンフォトグラファーの横山泰介さんの写真展「waterman」が開催されている。
自身もサーファーであるサーフィンフォトグラファーの横山泰介さん(関連画像)
葉山在住の横山さんは、大学時代に撮影した稲村ケ崎の写真がサーフィン雑誌の表紙を飾り、写真家の道へ。60歳になる現在も現役のサーファー。漫画家の横山泰三さんは父で、「フクちゃん」で知られる漫画家の横山隆一さんは叔父にあたる。
同展では、映画「グラン・ブルー」のモデルとして脚光を集めたフリーダイバーのジャック・マイヨールさんのポートレートをはじめ、マイヨールさんの息子により撮影されたイルカの写真を背景に投影したコラボレーション作品などを展示。そのほかサーフィミュージックの代表格として人気のミュージシャン、ジャック・ジョンソンさんや、ドノヴァン・フランケンレイターさん、ピーター・キングさんなどを花とともに撮影した「フラワーシリーズ」、ハワイと屋久島で撮影された大型の写真など14点を展示する。
横山さんのジャックさんとの出会いは1990年代始め、ダイビング雑誌の取材でのインタビューだったという。その後も親交は続き、バハマにあるジャックさんの自宅を訪れるなどして撮影。「哲学的な信念を持つ難しい人だったが、ジョークを言ったり女の子にモテたりする一面もある魅力的な人。突然50メートルを素潜りして驚いたことも。潜る直前は独特のオーラに包まれていた」と横山さんは当時を振り返る。
2001年に他界したジャックさん。「彼が残したメッセージを伝えるのが僕の役目。彼を撮影した写真がたくさんあるので、今後写真集にできれば」とも。
同施設の営業時間は7時~18時だが、プログラムにより閲覧できない時間も。今月30日まで。