大船観音で「キャンドルナイト」プレイベント-広島「平和の火」を全国へ

大船観音にハート型に投影されたキャンドルのあかり(写真=昨年のリハーサル時のもの)

大船観音にハート型に投影されたキャンドルのあかり(写真=昨年のリハーサル時のもの)

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 鎌倉の大船観音寺(鎌倉市岡本1、TEL 0467-43-1561)で6月10日、「キャンドルナイト in大船観音 2009 Summer」が開催される。同21日の夏至に全国規模で開催される「100万人のキャンドルナイト」に先駆けて開催するもので、同寺でプレイベントとして実施するのは今年が初めて。主催は「ゆめ観音実行委員会」と「Candle Night 1 Pi:ce実行委員会」。

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 「100万人のキャンドルナイト」は夏至と冬至の年2回 「電気を消して、スローな夜を」をテーマに、夜間に照明を消しキャンドルのあかりで過ごすことを促すスローライフ運動。2003年夏至の第1回以降、年々規模を拡大し全国的な広がりを見せている。

 「キャンドルナイト in大船観音2009 Summer」では、一般的な「キャンドルナイト」のイベントのほか、今夏の「100万人のキャンドルナイト」に向けて全国各地の主催者が集まり、「原爆」と「平和の火」について学び、神奈川県原爆被害者の会の立会いのもと、同寺の境内に受け継がれている広島原爆の残り火の「平和の火」を各地のキャンドルナイトの火となるべく受け継ぐ「採火合宿」を同時開催する。

 「キャンドルナイト」のイベントは誰でも参加することができ、参加者は自分でキャンドルに「平和の火」を点灯、キャンドルにメッセージや願い事をしながら境内に並べていく。キャンドル代は500円。資源の有効利用のため、キャンドルは同寺の法要などの使用で余ったものを再利用し、キャンドルホルダーは一般家庭からの廃棄物を利用する。

 当日、通常は夕方に閉門となる同寺を夜間開放し、親子で参加できる観音胎内でのサイエンスプログラムの開催や、呈茶コーナーも設ける。同委員会の実行副委員長の亀野哲也さんは「夜の参拝や、境内散歩ができる貴重な機会。境内から眺める大船の夜景を楽しんだり、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話す。「広島原爆の火を『平和の火』として、環境を考え、平和を考えるきっかけとなれば」とも。

 開催時間は18時~20時30分。

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