江ノ島電鉄(本社=藤沢市片瀬海岸)を中心に発足した江ノフェス実行委員会は9月19日より,
体験参加型イベント「江ノフェス」を開催する。
「鎌倉プリンスホテル ラウンジ あじさい」の「輝夜姫の小箱」。鎌倉彫風のチョコレートの器に秋のフルーツを盛りモンブラン風に仕上げた
同電鉄では、2006年秋より湘南ゆかりのアーチストの個展を江ノ電で巡る「沿線展」などを実施してきたが、「湘南本来の静けさが戻る秋は1年で最も心地よい季節。この時期に江ノ島を思い思いのスタイルで楽しんでもらいたい」(江ノ島電鉄観光課の村上聡さん)と、ミュージックライブや新江ノ島水族館の体験型イベント、湘南の写真展などのさまざまなイベントを用意した。
中でも、「江ノ電沿線に点在する和洋菓子店やカフェのスイーツを、沿線展などのイベントとともに回って味わってほしい」と企画したのが「湘南スイーツ・アイランド」。江ノ島周辺や江ノ電沿線(鎌倉~藤沢間)から24店舗が参加。各店でオリジナルメニューや江ノフェス限定スイーツを提供するほか、江の島サムエル・コッキング苑内の「Cafe du GABO(カフェ・ドゥ・ガボ)」では10店が期間限定スイーツを出品(イベント開催中の土曜・日曜・祝日のみ、各日5店舗ずつ出店)。イベント当日は同カフェ前の芝生エリアにも客席を増設し約70席を用意する。
参加店の主なスイーツは、「LONCAFE(ロンカフェ)」の「かぼちゃのモンブランとマロングラッセのフレンチトースト」、「iL CHIANTI BEACHE(イル・キャンティー・ビーチェ)」の「フランス産 栗の渋皮煮のミルフィーユ仕立て」などの秋らしいメニュー。
村上さんは「多方面からの協力を得て、秋の江ノ島でここまで多様なイベントを行うのは今回が初めて。毎年この時期の開催を継続したい」と話す。