鎌倉・若宮大路通り沿いにある日本茶専門店「茶来未」(鎌倉市小町2、TEL 0467-55-5674)が3月より、「不要なお茶の下取りサービス」を始めた。
2008年3月に開店した同店。小売店舗としてだけではなく、自社工場で製茶も行い、昨年には世界緑茶コンテストで最高金賞とパッケージ大賞も受賞するなど、地域に根付いた新たな取り組みを模索している。今回、利用者の「もらったお茶が家にたくさん余っている、味が好みでない、賞味期限が切れてしまったが捨てられない」などの声を受け、同サービスを開始した。
下取り価格は1グラム=1円とし、購入金額から割引く仕組み。下取りする日本茶は、煎茶(せんちゃ)・深蒸茶・茎茶・玉露などの緑茶(ほうじ茶や抹茶は除く)。主に店舗での香り出し用としてリユースする。
「消費が低迷している茶業界で、生産農家のためにも、お茶の魅力を伝え買ってもらう使命がある。そのためにも各家庭にある不要なお茶を消費して、新たな購買へとつなげられれば」と同店の川瀬さん。今後利用者拡大に伴い、飲用以外のプロダクトに利用するなど、他のリユース方法も検討していく。
営業時間は10時~19時。