湘南国際村センター（三浦郡葉山町、TEL046-855-1822）では「第4期　平山郁夫コレクション展　煌めきをもとめて」が開催されている。

　同展は、鎌倉市在住の日本画家、平山郁夫さんが約30年以上に渡って収集してきたシルクロード関連の仏像や浮彫、土器、装飾品などの文化財を展示することで、学術、文化の国際交流事業や文化財保護、国際相互理解を深めるのが狙い。

　今回は「海のシルクロード」をテーマに東西海上貿易の要衝「東南アジア」に焦点を当て、世界に輸出されたタイやベトナムの陶磁器、インドネシアの染織品、ヨーロッパのガラス製品など約70点を展示している。

　展示マネージャーの廣崎勉さんは、「平山さんのコレクションを鑑賞して、陸や海のシルクロードを渡り人と物と文化や技術が交流していたことを知ってもらいたい。そのことを通じて文化財保護やそれぞれの国に興味をもってほしい」と話している。

　観覧料＝一般300円ほか。休館日＝月曜、祝日の翌日。開館時間10時～17時。12月24日まで。

かながわ学術研究交流財団