鎌倉の材木座海岸を望む国道134号線沿いに7月10日、夏季限定の海のカフェ「鎌倉Dock(ドック)」(鎌倉市材木座6、TEL 0467-24-5125)がオープンした。
海まで徒歩1分の「鎌倉Dock」。晴れた日は富士山や大島も見えるという
ホテルやレストランスタッフの人材派遣・紹介などを主業務とするバリュースタッフ(東京都渋谷区)が出店した同店。埠頭(ふとう)や船舶など海をイメージする「Dock」と、主力メニューの「鎌倉ドック」をかけて店名にした。バリュースタッフ業務部長の川合宏郁さんは「もともと鎌倉になじみはなかったが、以前から付き合いのあった物件オーナーから声をかけられ、飲食業のノウハウを生かし海のカフェとして季節限定で出店することを決めた」と話す。
店舗面積は35平方メートル。席数はペット可のテラス席を含む35席。主力メニューの「鎌倉ドック」(500円)は、物件オーナーが大阪出身であることからメニュー化した。ウインナーとともにカレー味のキャベツを挟んであるのが特徴で、関西地方ではこの作り方が一般的だという。
「味わいはかなりスパイシー。カレー粉にガラムマサラも加えているので辛さに深みが出る」と店長の菅原平さん。トッピングは、より辛さを増すミートチリソース、辛さをマイルドにするレッドチェダーチーズ(以上100円)の2種類を用意。ほかにアボカド・ドック(600円)、キャベツの代わりにミートソースを挟み、「子どもに人気がある」というホットドック・ミートソース(500円)、フライドポテト(350円)、チキンナゲット(400円)なども。ドリンクはソフトドリンク(300円)、ハイネケン(700円)、カクテル(500円)などを用意。テークアウトも可能。
菅原さんは「鎌倉で働くのは初めてだが、環境の良さ、地元の人の温かさを感じている。夏季限定カフェなので、この場所で夏のよい思い出を作ってもらえたら」と話す。「鎌倉ドックが鎌倉の新名物として定着すればうれしい」とも。
営業時間は9時~21時。貸し切りにも対応する。8月31日まで。