鎌倉を挙げての芸術イベント「第1回鎌倉芸術祭」が11月3日より、市内の寺社、美術館、ギャラリー、商店街などで開催される。
同イベントは、「古都鎌倉を芸術と文化の香り豊かな町にする」目的で企画され、発起人には早乙女貢さん(鎌倉ペンクラブ会長)や平山郁夫さん(東京芸術大学長)、養老孟司さん(作家)など、鎌倉を代表する各界の著名人53名が名を連ねている。
期間中、「美術」「音楽」「工芸」「演劇、舞踊、文学」の各テーマで計43のイベントが繰り広げられる。美術部門では鎌倉在住の巨匠の絵画展をはじめとして、江ノ電各駅の看板アートで知られるイラストレーターによる地元商店街ストリートギャラリー、音楽部門ではクラッシックを中心とした「寺社めぐりコンサート」や湘南JAZZのコンサート、工芸部門では鎌倉彫展、ビーズ織り展、演劇、舞踊、文学部門では「芥川龍之介展」や「渥美清写真展」など。
同祭実行委員長の松本淳さん(鎌倉ケーブルコミュニケーションズ社長)は「開局15周年の記念事業として芸術文化都市鎌倉を内外にアピールし、町の発展につなげたい」と抱負を語っている。11月12日まで。