茅ヶ崎に9月、手作りの窯焼きパンで提供するバーガーショップ「チャーリーの窯焼きバーガー」(茅ヶ崎市浜竹1、TEL 0467-81-5837)がオープンした。
同店を出店したのは、今年8月に東京都港区から茅ヶ崎に転居した猪山雄司さん・裕子さん夫妻。もともと小豆島でオリーブ農園を運営し、農林水産省からの委託を受けて20~30代の若者を対象に農業などの技術習得を支援してきた猪山さん。海外経験も豊富に持ち、「猪山研究室」を立ち上げ国産品の卸や普及などにも努めている。
店名は、海外での猪山さんのニックネーム「チャーリー」に、妻の裕子さんが焼くパンの「窯焼き」を組み合わせて付けた。天然酵母入りのバンズパンは、裕子さんが「一目ぼれした」という石窯で朝5時から仕込んで焼き上げている。テークアウトが基本のため、できあがりを待つためのいすも3席用意する。店舗面積は10坪。
主なメニューは「窯焼きバーガー」(550円)、「チーズバーガー」「アボカドバーガー」(以上600円)、「ベーコンチーズエッグバーガー」(700円)、数量限定の「特選牛バーガー」(750円)など約10種類。基本のパテは130グラムで、追加100円で160グラムに変更できる。北海道産皮つきフライドポテトなどとドリンクが付いた日替わりセットメニューは各200円増し。客単価は600~700円前後。
ほかに、出店のきっかけとなった静岡県産黒毛和牛「峯野牛」を使った1日10食限定の「峯野牛バーガー」(700円)も提供。水は牧場が所有する山林からわき出た天然水を、肉質を向上させる「肥育」とよばれる時期には無農薬の稲わらを与えて育て、「程よい霜降り加減で脂もしつこくなく、肉の味がしっかりしている」のが特徴という。「食感を大切にする」同店では、冷凍ではなく生肉の状態で仕入れて使用する。
猪山さんは「近隣住宅の方や通勤途中に寄られる方が多い。茅ヶ崎の人たちの温かさとふれ合いに感謝しながら、これからもよりよいものを提供していきたい」と話す。
営業時間は11時~14時、17時~19時30分。月曜定休(祝日の場合は翌日休み)。