日本ミシュランタイヤ(東京都千代田区)は11月24日、厳選したレストラン・ホテルを掲載する「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉 2011」の発行に先駆け、星付きレストランを発表した。横浜・鎌倉エリアを対象とした店舗の掲載は今回が初めてとなる。
「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉 2010」の表紙イメージ
11月27日に発売される同書の掲載施設は、レストランが266店、ホテルなどが46軒、合計で312施設となった。そのうち、同書が「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」=14店のレストラン(東京のみ)、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」=54店のレストラン(東京・横浜)、「そのカテゴリーで特においしい料理」の「1つ星」=198店(東京・横浜・鎌倉)のレストランが選ばれた。掲載レストランのうち73%が日本料理で、今回新たに「牛肉料理」「とんかつ」「おでん」などのセレクションが加わった。
鎌倉エリアでは、約80店舗のレストランを事前にリストアップし、調査が行われた結果、10軒のレストランが「1つ星」を獲得した。獲得店舗は、寿司屋「以ず美」(鎌倉市長谷2)、日本料理の「円」(山ノ内)、「田茂戸」(坂ノ下3)、「米倉」(二階堂)、「連」(常盤)、精進料理の「鉢の木 北鎌倉」(山ノ内)、牛肉料理の「鎌倉山」(鎌倉山3)、うなぎ屋「つるや」(由比ヶ浜3)、そば屋「梵蔵 自家挽工房」(材木座3)、フランス料理「ミッシェル ナカジマ」(常盤)。日本料理・精進料理店が6店舗を占め、フランス料理は1店舗のみという結果となった。
ミシュランガイド総責任者であるジャン=リュック・ナレは、「新しくミシュランガイドで紹介する2つの街も大変印象的。鎌倉は日本のみならず世界から観光客が訪れる街であり、武士の伝統を受け継いでいる。いずれも食のポテンシャルも高く、今後さらに多くの星が輝くだろう」と話した。
日本語版と英語版で11月27日に発売。価格は2,520円。