藤沢の湘南台公園(藤沢市湘南台7)で12月18日、電気を消してスローな夜を過ごす「キャンドルナイト湘南台2010」が開催される。
同イベントは、冬至と夏至の夜に照明を消し、ろうそくをともして過ごすことを呼びかける「100万人のキャンドルナイト」に共感した慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生団体(キャンドルナイト湘南台)が主催。キャンパスの最寄り地域である湘南台で、「地域の活性化」「障害者の就労支援」「世代間交流の実現」などを目的に、地域を巻き込んだキャンドルナイトを開催しようと3年前から始まった。
キャンドルは、藤沢市と茅ケ崎市内の福祉作業所が製作したろうそくを、1つ50円で湘南台を中心とする企業や商店が購入したものをともす。売上全額を福祉作業所に還元する。今年度の支援額は約20万円。
3回目の開催となる今回は、「感じて、気づいて、見つめてみよう」をテーマに「五感をフル活用」できるような仕組みを導入。湘南台を中心に活動するアーティスト集団「まちあそ美」にキャンドル配置のデザインや監修を依頼し、「よりアート性の高い」内容にしたほか、鉄作家に制作を依頼した特製ランタンで暗闇を歩く「暗闇探検ゲーム」(参加費100円)の開催など、企画の充実と向上を図った。津軽三味線やゴスペルなどの音楽ライブも予定する。
キャンドルナイト湘南台代表の高井美来(みくる)さんは「キャンドルのやさしい明かりで過ごす、スローな時間と空間を楽しんでもらいながら、あらゆる『つながり』を再確認できるようなイベントにしたい」と話す。「やさしい気持ちで大切な人と一緒に来てほしい」とも。
開催時間は16時30分~20時。参加無料。荒天時は翌19日に延期。