食べる 買う

葉山に「鉄」がコンセプトのショップ&レストラン-ネット通販から実店舗

鍋や包丁などさまざまな鉄商品が並ぶ販売スペース。右奥はレストラン

鍋や包丁などさまざまな鉄商品が並ぶ販売スペース。右奥はレストラン

  •  
  •  

 葉山に鉄製の調理道具の販売や、それらを使って調理した料理を提供する「COOK & DINE HAYAMA(クック&ダイン ハヤマ)」(葉山町堀内、TEL 046-877-0470)がオープンし1カ月が過ぎた。

古い資材倉庫を改装した店舗

 かつて大手百貨店に勤務していた店主の山口壮一さんが、2001年に起業したインターネット通販サイト「三浦半島まるかじり クック&ダイン」の実店舗としてオープンした同店。生産者の顔が分かる良質な食材や機能性に優れた調理道具をネット通販で10年以上扱ってきたが、「現物を手に取って見てみたいとの要望が多く、リアル店舗の有無がイベントや商品開発に重要」との認識を強め、今回の出店にこぎ着けた。

[広告]

 「鉄というと『重い』『さびる』などネガティブなイメージが先行しがちだが、鉄が持つ温かみや鉄で調理した料理のおいしさを実体験できることが最大の特色」と山口さん。「鉄の道具を見て触れて、調理したものを味わえる、鉄と食のテーマパークを目指す」という。

 木材資材倉庫を改装した店舗は、広さ約55坪。物販スペースには南部鉄器の鉄瓶や鉄鍋、ダッチオーブン、フライパン、包丁、鍛鉄作家による道具類など幅広い鉄製品をそろえる。30席を備える飲食スペースでは、同サイトで人気が高い「甲州ワインビーフ」や「緑茶豚」、三浦の朝採り野菜や佐島の鮮魚などの食材を、鉄の道具でシンプルに調理したメニューを提供。店内にはパソコンを設置し、道具類の生産現場や調理実例などの詳しい画像なども閲覧できるようにした。

 主な商品と価格帯は、南部鉄瓶=1万6,000円~5万円、ダッチオーブン=1,600円~2万6,000円、英ブランドBBQグリル=5,000円~1万6,380円、鍛鉄作家の手作りフライパン=1万円~1万4,000円など。

 主な料理メニューは、「三浦朝採り野菜の蒸し焼き」(880円)、「甲州ワインビーフ×緑茶豚ハンバーグ」(1,180円)、「三崎まぐろ かまの付け根のロースト」(1,580円)など。調理には食材の甘みを引き出す青ヶ島(伊豆諸島最南端)産の塩を使い、米は玄米から精米した上越産棚田米をダッチオーブンで炊飯し、サワラの飯びつに移したものを提供。「モチモチした食感がありながら余分な水分が飛ばされ、ご飯の甘みをしっかり感じる。このご飯で塩むすびを出してほしいとの声も多い」という。

「安価な調理道具を使い捨てしていくのではなく、鉄製の本物の調理道具を孫の代まで受け継いで使い続ける、欧米で当たり前の文化を日本でも実践してもらいたい」と山口さん。「ダッチオーブンを使った料理教室などのイベントも開いていきたい」とも。

 営業時間は11時~22時。火曜定休(祝日の場合は振り替え)。

  • はてなブックマークに追加