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藤沢周さんら鎌倉在住の現代文学作家展-創作場としての鎌倉テーマに

見頃を迎えたバラ園と鎌倉文学館本館

見頃を迎えたバラ園と鎌倉文学館本館

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 鎌倉文学館(鎌倉市長谷1、TEL 0467-23-3911)は、鎌倉在住の詩人と3人の作家による特別展「カマクラから創る 藤沢周・城戸朱理・柳美里・大道珠貴」を開催している。

「コトバの池」100人の作家の言葉の雨を栞(しおり)にして池に浮かべている

 鎌倉文学館は、1985(昭和60)年に開館。夏目漱石、川端康成、大佛次郎ら300人を超える鎌倉ゆかりの文学者の文学資料を収集・展示している。本館の建物は、1936(昭和11)年に建てられた旧前田侯爵家別邸の西洋館。由比ガ浜の海を望む広大な敷地の一角にはバラ園があり、現在見頃を迎えている。文学だけではなく、庭園や建物などさまざまな楽しみ方ができるのも特徴。

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 来館者などから、現在鎌倉で活動している作家も紹介してほしいとの声に応えて同展を企画した。芥川賞受賞作家の藤沢周さん、柳美里さん、大道珠貴さんの3人と芸術選奨文部科学大臣新人賞の詩人・城戸朱理さんを紹介している。いずれも戦後生まれで、現在鎌倉に住んで創作活動を行う。かつて鎌倉文士に愛された古都鎌倉に、今また新しい世代の作家が集まってきていることに着目し、独創的な作品を鎌倉から生み出している現代の作家の言葉と資料を通し、現代文学と鎌倉という場所の魅力を探ることをテーマに据える。

 同館学芸員の小田島一弘さんは、「4人がいかに真剣に言葉と向き合っているかを感じてほしい」と語る。「現代文学を難しいと敬遠している方や、中高校生の若い方に触れてもらえれば」とも。

 開催時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。6月18日と7月2日は休館。観覧料は一般=400円、小中学生=200円。20人以上の団体割引料金あり。7月8日まで。