鎌倉のギャラリー「ジャックと豆の木」(鎌倉市由比ガ浜2、TEL 0467-24-6202)で現在、地元・鎌倉発のワンピースブランド「santorini(サントリーニ)」による「リゾートが似合う夏のワンピース展」が開催されている。サントリーニはギリシャのエーゲ海に浮かぶ島の名前。
鎌倉に生まれ育った小島直子さんが2008年に同ブランドを設立し、例年夏に開いてきた同展。「もともとワンピースが大好き」といい、毎日ワンピースを着ていたが、ある年、どこに行ってもその年の流行を意識した同じようなものばかりで着てみたいワンピースに出会えず、ならば自分で作ってみようと同ブランドを立ち上げた。小島さんは「ワンピースはさっと着られて楽なのに、どこかエレガント。デザインによってはカーディガンやジャケットを羽織れば『きちんと感』も出せる」と、その魅力を話す。
同ブランドのワンピースは、「流行に寄らないシンプルなデザインながら、エレガントで華やかな色合い」が主流。サンダルやかごに合わせて普段使いができるデザインで、胸や脇の開き具合に気を使うなど「女心的に着やせして見えることも重視している」という。生地は、テキスタイルメーカーや各地の生地店で「ピンと来るもの」を直接買い付けて使用するため1点ものが多く、縫製は横浜で行う。展示総数は約80着。価格は1万円前後で、1万1,500円がメーン。リゾートのイメージに合わせ、ジュエリーショップ「リトルラグーン」(小町2)が扱うアイテムも展示販売する。
「ワンピースは女性らしい気分を盛り上げるアイテム。好きな方に喜んでもらえるのはもちろん、普段ワンピースを着ていない人が試着をしてハッとした表情になることもとてもうれしい」と小島さん。「きれいな色合いを身に着けて、浮き浮きした気分を楽しんでほしい」とも。
開催時間は11時~17時30分(最終日は16時まで)。7月22日まで。