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逗子の震災支援市民団体、陸前高田に食堂-雇用創出、「継続支援が大切」

竹駒食堂の外観

竹駒食堂の外観

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 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の支援を行っている市民団体「みんなでがんばろう逗子プロジェクト」は10月13日、同市竹駒町に「竹駒食堂」をオープンした。

竹駒食堂の店内の様子

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 平屋建ての食堂は広さ22坪。朝は350円のおにぎりセットや朝定食、昼は500円の定食や丼物を当面提供する予定。「おふくろさんがやっていて、地域の人たちが食材を持ち込み、コミュニティーになるような店を考えた」と語るのは、同プロジェクト代表の桐ヶ谷さん。

 桐ヶ谷さんは、24年前に陸前高田JCが全国大会で表彰されたのをきっかけに、逗子JCに講演に訪れたことから、当時の理事長・森谷さんとの交流が始まった。震災が起きた際も連絡を取り合い、昨年4月6日に陸前高田へ。避難所への炊き出しに始まり、仮設に移ってからは、げた箱などの取り付け作業を行った。他の団体がBBQをすると聞き、ベンチを届けるなどした。その後、仮設で暮らす人が寂しい思いで暮らしている状況を目の当たりにし、「食堂なら年配の方でも参加できるだろう」と、資金集めに入り、今回の開店にこぎつけた。

 当初はスタッフが集まらず苦労したといい、「震災で職方がいなくて、工事の手配に困った。単価がべらぼうに高騰したことなどもあったが、何とか多くの人の支援で完成できた」とも。

 「仮設のプレハブの建物が多い中で、本物の無垢(むく)の建物にしたかった。これが出来上がったのも友人の森谷さんが製材所で、大工を含めて協力いただけたことが一番。これからも直接食堂のような支援ではなく、別の形で支援活動をする予定。震災を風化させずに、継続して支援していくことが大事だと思う」と話す。

 営業時間は、7~9時、11時~14時。水曜定休。

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