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鎌倉文学館で収蔵品展-鎌倉ゆかりのミステリー作家・翻訳家テーマに

没後25年を迎えた翻訳家で作家の澁澤龍彦の特集展示

没後25年を迎えた翻訳家で作家の澁澤龍彦の特集展示

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 鎌倉文学館(鎌倉市長谷1)で現在、「収蔵品展 鎌倉文人録シリーズ7 ミステリー作家・翻訳家」が開催されている。

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 鎌倉ゆかりの文学者をジャンルごとに紹介する鎌倉文人録シリーズ。第7回はミステリー作家と翻訳家にスポットを当てる。ミステリーでは、日本の推理小説の草分けといわれる黒岩涙香をはじめ、横溝正史、夢野久作、鮎川哲也、高木彬光そして現代の斎藤栄、三上延を、翻訳では、ロシア文学の大家として知られる昇曙夢、厨川白村、山内義雄、神西清、秘田余四郎、そして現代の小尾芙佐さんを、収蔵資料を中心に紹介。さらに、没後25年を迎えた翻訳家で作家の澁澤龍彦を特集展示する。

 中でも貴重な資料として、ミステリー作家、鮎川哲也の随筆原稿「続・幻の探偵作家を求めて」や、ベストセラー「ビブリア古書堂の事件手帖」著者、三上延さんの色紙、澁澤龍彦の原稿のほか、愛蔵の地球儀や眼鏡、マルキ・ド・サドの手紙などを展示。「アルジャーノンに花束を」著者のダニエル・キイスさんが翻訳者の小尾芙佐さんにプレゼントした銀のネズミのピアス「アルジャーノン」なども公開する。

 「鎌倉・湘南を舞台にしたミステリー作品や、ロシアやフランス、イギリスの文学作品など幅広い分野の作品を紹介している」と同館学芸員の山田雅子さん。

 開館時間は、12月~2月=9時~16時30分、3月~4月=9時~17時(どちらも入館は30分前まで)。入場料は一般300円ほか。休館日は月曜(祝日の場合は開館)と年末年始(12月29日~1月3日)。来年4月21日まで。

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