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鎌倉で安野モヨコさん「オチビサン」企画展-原画制作の様子も紹介

OCHIBISAN©MOYOCO ANNO

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 鎌倉のギャラリーヨコ(鎌倉市御成町、TEL 0467-22-2418)で1月23日、朝日新聞で連載中の安野モヨコさん描く「オチビサン」を紹介する企画展「オチビサンとまめつぶ屋」が始まった。

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 昨年12月の「オチビサン第5巻」発売を記念し、「オチビサン」の舞台でもある鎌倉で開く同展。総点数は約30点。2011年夏に鎌倉で開いた初の「オチビサン」単独展に続いて2回目。安野さん自身が鎌倉在住で、同作品が鎌倉市内のどこかにある「豆粒町」を舞台に描かれたことがきっかけで企画された。

 第5巻発売に関連して新しい原画5点が追加されているほか、新しく発売された商品や人気商品なども販売する。2013年の最新商品は、安野さんの原画から切り出したシーンを収録したカルタ(3,990円)、豆型の弁当箱(5,040円)などが並ぶ。

 併せて、雑誌で過去に特集された安野さんのボショワール技法での原画制作の様子をパネル紹介するほか、実際に一色一色着色する際に丁寧に切り抜かれている型紙の実物も展示する。ポショワール技法とは亜鉛や銅版の型を用いた西洋版画の一種だが、安野さんのポショワールはトレーシングペーパーを切り抜き、インクスタンプなどで着色していくというもの。今回の展示会では一点一点に時間をかけて、じっくりと着色されている「オチビサン」の原画の味わいを間近でみることができる。

 同展を主催する「まめつぶ屋」代表の神村典子さんは「朝日新聞の連載を毎週楽しみにされている読者の方々はもちろん、舞台となった鎌倉の自然の美しさや和モダンなのんびりとした生活を描いた世界観に共感される年代の女性の方々に大変喜んでいただける展示会。印刷されたものとは違ったインクの鮮やかな色合いをご覧いただければ」と話す。

 開催時間は11時~18時。入場無料。今月27日まで。

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