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鎌倉文学館で「西巻茅子の世界―未来を生きる子どもたちへのメッセージ

鎌倉文学館で行われている「西巻茅子の世界」特別展示室2階の様子

鎌倉文学館で行われている「西巻茅子の世界」特別展示室2階の様子

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鎌倉文学館(鎌倉市長谷1、TEL 0467-23-3911)で現在、「子どもたちへ、未来へシリーズ4 西巻茅子の世界」展が開かれている。

うさぎさんのワンピース

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 作家から未来を生きる子どもたちへメッセージを送るシリーズ展の同展は今回で4回目。西巻茅子さんの世界から、模様がかわる不思議なワンピースを描いた『わたしのワンピース』、絵を描くことの楽しさがつまった『えのすきなねこさん』、元気いっぱいびっくり仰天な『もしもぼくのせいがのびたら』など11作品の原画やリトグラフと愛用の画材など約100点の資料を紹介する。

 西巻茅子さんは、絵本作家。1939年東京生まれ。東京芸術大学工学科卒業後、イラストの仕事をはじめ、リトグラフに取り組む。1966年に日本版画協会で新人賞、翌年奨励賞受賞。同展覧会をきっかけに「ぼたんのくに」で絵本作家デビュー。以降多くの作品を手掛ける。鎌倉在住。

 同学芸員の山田雅子さんは、「鎌倉文学館では9年前の夏休みから、現役の作家の方々にご協力いただいて、子どもたちに向けた展覧会を開催している。企画を検討するなか、今年、絵本作家 西巻茅子さんの絵本『わたしのワンピース』が刊行45周年をむかえること、西巻さんが20年以上鎌倉に住んで創作活動をなさっていることからご協力をお願いした」と話す。

 「色鮮やかな原画を見ながらリズミカルな言葉を読んで、絵本の世界を楽しんだり、ワークシートに取り組んだり、変身コーナーでうさんぎさんに変身したり、折り紙にチャレンジしたり、親子で楽しめる体験型の展覧会」とも。

 開館時間は9時~17時。観覧料は大人300円、小中学生100円。月曜休館(9月15日は開館)。9月21日まで。

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