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川喜多映画記念館で鎌倉ゆかりの文学と映画化作品展示

鎌倉市川喜多映画記念館で行われている「鎌倉・映画・文学 ~鎌倉を彩る名作の世界~」の展示の様子

鎌倉市川喜多映画記念館で行われている「鎌倉・映画・文学 ~鎌倉を彩る名作の世界~」の展示の様子

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 鎌倉市川喜多映画記念館(鎌倉市雪ノ下2)で現在、企画展「鎌倉・映画・文学 ~鎌倉を彩る名作の世界~」が開催されている

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 鎌倉ゆかりの文学の映画化作品を中心に、ポスターなど約120点の映画資料を展示する同展。加えて、川端康成原作のノーベル文学賞受賞記念映画「千羽鶴」(1969年)や、大佛次郎原作の「帰郷」(1950年)、立原正秋原作の「辻が花」(1972年)など、13作品の映画上映も行う。

 展示資料には、「丹下左膳」「鞍馬天狗」、文芸映画の名作「泣蟲小僧」「小島の春」など、戦前の貴重な映画ポスターのほか、小津安二郎監督の名作「晩春」「麦秋」で登場する「北鎌倉駅」の駅名標も特別展示する。さらに、「風ふたゝび」の映画化の際、原作者・永井龍男へ贈られた原節子の直筆サイン入り記念アルバムといった貴重な資料も展示される。

 同記念館キュレーターの増谷文良さんは、「鎌倉ゆかりの文学の映画化作品には映画史に残る名作が数多くあり、この企画展では新たな視点で、その名作の数々を紹介する。また、鎌倉を舞台にした映画作品には、かつての風景も記録されており、懐かしさとともに貴重な歴史的資料としてもご覧いただきたい」と話す。

 「文学に興味がある方にも、原作と映画化作品を比較してご覧いただくことで、新たな興味を深めてもらえれば。また、鎌倉に訪れる多くの方々に、風土が培ってきた映画文化の魅力をお楽しみいただきたい」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入場料は一般200円ほか、映画観覧料金は一般800円ほか。3月29日まで。

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