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「オブジェとしての本」テーマに講演 鎌倉の古書店などが共同企画

イベントのポスターを持つ荘田さん。ブックスモブロは古本だけでなくリトルプレス、雑貨なども扱う新しいスタイルの古書店

イベントのポスターを持つ荘田さん。ブックスモブロは古本だけでなくリトルプレス、雑貨なども扱う新しいスタイルの古書店

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 「本とその周辺をめぐる不連続レクチャーvol.1 オブジェとしての本」が11月28日、鎌倉芸術館(鎌倉市大船6)会議室で開かれる。主催はヒグラシ文庫とブックスモブロ。

初めての2店共同企画。ポスターやフライヤーも制作した

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 きっかけは、鎌倉と大船で立ち飲みと古本の店「ヒグラシ文庫」を経営する中原蒼二さんが、常連客で古書や雑貨を扱う「ブックスモブロ」店主の荘田賢介さんに、本に関するイベントの開催を持ち掛けたことから。

 両店共、従来の古書店とは異なるスタイルで営業しており、イベントもあまり堅くならずに楽しめるような内容にしようと企画。本だけでなく映像や現代アートなどにも造詣が深い桂英史さんに講師を依頼した。

 桂さんは東京芸術大学大学院教授で、メディア論、社会芸術論、図書館情報学が専門。主な著書に「インタラクティヴ・マインド」(NTT出版)、「人間交際術」(平凡社新書)、監訳書に「美しい知の遺産 世界の図書館」(河出書房新社)などがある。

 当日は「オブジェとしての本」と題し、紙や文字にとらわれずさまざまなタイプの本のビジュアルを交えレクチャーしていく。美しい本、見て楽しめる本など出会ったことのない本が登場するという。質疑応答の時間もたっぷり設け、参加者との交流も予定する。

 荘田さんは「本に対する自分の固定概念をいったん忘れてから受講すると、本とは何なのか新たな答えが見えてくるかもしれない。本が好き、アートも好き、図書館も好き、美術館も好き、それにお酒も好きという方にとってはとても楽しい時間になるはず。普段はなかなか聞けない教授のレクチャーなので、ぜひ参加いただければ」と呼び掛ける。

 講演は18時30分~(18時開場)。参加費999円。先着50人。ヒグラシ文庫鎌倉店・大船店とブックスモブロの店頭かメールでの予約が必要。

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