「『江ノ電が好き』FB写真展×d-labo湘南」が12月7日、湘南T-SITE(藤沢市辻堂元町6)1号館2階の「SURUGA bank/d-labo湘南」で始まる。主催はスルガ銀行d-labo湘南。
「d-labo湘南」はさまざまなジャンルのイベントが開かれるなど、コミュニケーションスペースとして活用されている
同展は、江ノ電のファンサイトでフェイスブックページ「江ノ電が好き」を運営するメンバーが今年8月に鎌倉のギャラリーで開いた写真展を、「d-labo」を運営するスルガ銀行の担当者が訪問したことがきっかけで企画された。
担当者が目にしたのは、江ノ電を題材に沿線の風景を切り取って同ページに1年間投稿した約400枚の写真から選ばれた39枚の作品。その一枚一枚に撮影者や閲覧者のコメントも添えられているという新しいスタイルの展示だった。
「単なる撮り鉄の写真展だと思ってのぞいたが、江ノ電を通して沿線の美しさや魅力が写し出されており想像もしていない世界が広がっていた。しかも写真展でありながらコミュニティーサイトの楽しさも表現されていた」と振り返る。作品を「d-labo」に飾りたいと、その場でオファーしたという。
「d-labo」は「湘南+夢」をコンセプトに湘南の暮らしや趣味、衣、食、住、芸術などを発信するコミュニティースペースで、イベントやワークショップ、セミナーなどを随時開いている。
今回は作品を壁に展示するだけでなく、広い空間全体を使って立体的に演出するという。1階エスカレーター上り口にも一部を展示して連動性を高めるほか、蔦屋書店の協力で江ノ電関連の書籍も置く。
担当者は「地域の風景を楽しんでもらいながら、こんな視点があるということを知ってほしい。その上であらためて江ノ電に乗ると、きっと新たな発見があるはず。新作を含め写真そのものの魅力はもちろん、サイトの魅力も感じていただければ」と話す。
開催時間は10時~20時。入場無料。12月13日まで。