見る・遊ぶ 買う 暮らす・働く

鎌倉に「ミソラカフェ」 夫婦で開業、産直野菜・ベビーカー対応など親子で楽しめる店に

笑顔で迎える店主夫婦。自分たちの経験から家族連れに優しい店づくりを目指した

笑顔で迎える店主夫婦。自分たちの経験から家族連れに優しい店づくりを目指した

  • 0

  •  

 鎌倉・由比ガ浜通りの路地に5月9日、乳幼児連れの親子が安心して楽しめる「MISORA cafe(ミソラカフェ)」がオープンした。

壁面のベンチの奥行きはたっぷりサイズの70センチ。コンパクトベッドや2種類の幼児用椅子も用意した。窓の外の緑がまぶしい

[広告]

 店主は、飯島悠史さんと美歌さん夫婦。鎌倉で店を持ちたいと考え、まずは暮らしてみようと4年前に市内に引っ越した。悠史さんは「空気がゆっくりと流れていて、裏道に入れば静かで寺の鐘の音も聞こえてくる。そんな生活が心地よくますます気に入って雑貨店を出そうと計画していた。ところが子どもが生まれてから出掛けてみると、親子連れで食事やお茶ができる店がほとんどなかった。だったら自分たちで作ってしまおうとカフェに方向転換した」と話す。

 そのころ有機栽培や自然農法の野菜に出合った。いつも買っていた野菜よりも癖が強いと感じたが、子どもがよく食べたことに驚き、生産現場にも足を運んだ。仕入れ先に選んだのは、千葉のゆーちゃんふぁーむ、山梨のぴたらファーム、横須賀のYavaS農園。野菜そのものの違いを分かってもらうために、なるべくシンプルな味付けで調理し提供している。

 悠史さんは「農家さんの顔が見えるので安心。どんな人たちがどんな風に作っているのか、背景にあるストーリーまで伝えていきたい」と意気込む。

 メニューには、肉、小麦、卵、乳製品を使わないメニューも用意する。ドリンク付きのランチセットは、「MISORAプレート(スープ付き)」(1,500円)、「有機豆たっぷりカレー(季節野菜のピクルス付き)」(1,350円)、「お食事シフォンプレート(サラダ・スープ付き)」(1,350円)。MISORAプレートはプラス500円で、子どもに取り分けて食べられるよう全てのおかずが1.5倍になる。 

 キッズメニューは、「キッズプレート(スープ付き)」(750円)、「有機豆たっぷりカレー」(600円)、「蒸し野菜とおにぎり」(650円)。全てドリンク付きになる。ベビーメニューは「お粥(かゆ)と野菜たっぷりスープ」(350円)、「お粥と旬の蒸し野菜」(400円)。

 ドリンクは、コーヒー(500円)、カフェオレ(600円)、紅茶(500円)、有機リンゴジュース(600円)、有機オレンジジュース(600円)など。大磯の「三日月」製全粒粉パウンドケーキなどスイーツ類も用意する。

 店舗面積は24平方メートル、席数は12席。ベビーカーのまま入店でき席に向かい合わせに置くことができるほか、幼児用の椅子も2種類用意した。親の横にコンパクトベッドを置くことができるように、壁際に設置したベンチの座面の奥行きを通常よりも長く取った。美歌さんは「キッズコーナーがあると便利だが、常に親が目を配ったり一緒に遊んだりしなければならずゆっくり食事ができないので、親子が同時に食事を楽しめるよう工夫した」と話す。おむつ替えや授乳ができるカーテンで仕切る部屋も用意する。

 店名は美しい空をイメージ。ロゴマークは、美しい空を作る太陽、その恩恵が降り注ぎ育つ野菜、家族によって育まれる愛、未来に向かって育つ芽をモチーフにした。

 日曜はいつも子どもを預けている保育園が休みのため、観光地には珍しく日曜定休にした。「まず自分たちが家族を大切にできなければ来店する家族を幸せにできない」と考え判断したという。

 悠史さんは「最初にこういう店というイメージがあったというよりも、鎌倉で自分たちだったらできる店、自分たちでしかできない店を形にした。メニューも野菜の実るタイミングで組み立てていく。まずは旬のおいしい野菜を味わっていただければ」と話し、「農家さんから田んぼ1枚を提供していただき『MISORA米』を作ることになった。田植えや稲刈りなどはお客さまと一緒にできたら」と夢を膨らませる。

 営業時間は11時~17時。日曜と第1・3月曜定休。野菜の入荷状況によりメニューなどを変更する場合がある。

湘南経済新聞VOTE

湘南経済新聞の読者歴はどれくらいですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース