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伝統文化が学べる学童施設「鎌倉学び舎」一日体験会 日本舞踊や三味線体験も

体験会で三味線を指導する荻江寿愼さんは「伝統文化の継承が使命の指導者にとってもうれしい機会」と話す

体験会で三味線を指導する荻江寿愼さんは「伝統文化の継承が使命の指導者にとってもうれしい機会」と話す

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 鎌倉学び舎(鎌倉市鎌倉山)で6月19日と7月17日、小学生と保護者向けに日本舞踊と三味線が学べる「一日体験会」が開かれる。

昭和に建てられた古民家を使う。座ったり、寝転がったりできるので子どもたちにとっては楽しいスペース。耐震工事が施されているので親も安心して預けることができる

 同舎は「世界に一目置かれる人へ」をコンセプトに今年9月開校する学童保育施設。放課後に児童を預かる「学童」に、「伝統文化」「さまざまな職業人の知恵」「問題解決能力」「英語」など人生を切り開くための総合力を身に付ける学習塾の機能を加えた。

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 設立のきっかけは伝統文化の若い担い手たちとの出会い。「鎌倉市内には一流の伝統文化を継承する専門家がたくさんいるのに、一般の人、特に子どもたちと出会う機会がほとんどないという話を聞いた。そこで双方にメリットをもたらす場づくりを考えた」と代表の潮見雅利さん。「自分も6歳と3歳の子を持ち、妻が教育関連の仕事をしていることもあって『学童』と結びつけるアイデアが浮かんだ」と話す。

 通常の学童のプログラムに加え、日本舞踊、三味線、書道、茶道、華道、英語などの指導者が毎日1時間、座学と体験学習のスタイルでレクチャーする。

 場所は鎌倉山の住宅地に建つ古民家。伝統文化の実践の場として日本家屋がふさわしいのと、失われつつある古民家を活用することで維持保存につながればと考えた。昭和初期からの建物で面積は55平方メートル。敷地内には畑もある。

 当日は、日本舞踊と三味線の体験を用意。日本舞踊では、毎年鶴岡八幡宮例大祭で奉納舞踊を務める吾妻聖香さんが正しい所作、舞扇の使い方、舞踊の基本を指導する。三味線は、国立劇場や歌舞伎座にも出演している荻江寿愼さんが楽器に触れるところから簡単な演奏まで指導する。この日は子どもだけでなく保護者も体験できる。休憩時間には鎌倉・明王院の仲田晶弘副住職がお茶を振る舞う。

 潮見さんは「伝統文化は敷居が高いと思っているのは大人だけで、子どもたちは遊びの延長のように接したかと思うとしっかり作法を身に付けたりしているもの。一流の文化人から直接指導が受けられる機会なので、保護者の方もぜひ体験を」と話し、「鎌倉の新しいスタイルの学童で日本の伝統文化を身に付け世界で活躍できる人材を育成できれば」とも。

 開催時間は13時30分~16時。参加費は1体験=1,000円、2体験=1,500円。申し込み方法などはホームページで確認できる。