鎌倉の鎌倉女子大学二階堂学舎(鎌倉市二階堂)で10月2日、「板橋文夫・梅津和時ジャズコンサート」が開かれる。主催は鎌倉はなし会。
1980年に「生活向上委員会大管弦楽団」の一員としてプロデビューし、RCサクセションのサポートメンバーとしても活躍した。作曲家として映画に携わるほか俳優として出演も
「30年来の友人である2人を鎌倉に呼んで昨年コンサートを開いたところ、地元の皆さんに喜んでいただけた」と話すのは同会代表の秋山真志さん。「2人にも『鎌倉のお客さんはノリが良く楽しめた』と言っていただけたので今年も」と企画した。
ジャズピアニストの板橋さんは、音大在学中からジャズ活動を始め、1970(昭和45)年に渡辺貞夫クインテットでプロデビュー。外国人ミュージシャンとのワールドツアーに参加したほか、「ニューヨークジャズ祭」に日本人として初出演。その後、ヨーロッパ各地のジャズ祭にも出演を果たす一方、国内外の映画音楽も手掛けている。
サクソホンとクラリネット奏者の梅津さんも音大在学中にデビュー。1970年代前半に渡米、帰国後には生活向上委員会大管弦楽団で活躍。ドクトル梅津バンドとして再び欧米に活躍の場を広げた。RCサクセションのホーン奏者としても知られている。
昨年は子どもから年配者まで楽しめる内容で満席になったという。「中には震災や沖縄の問題などをテーマにした楽曲もあり胸が締め付けられた」と秋山さん。「今年もどんなセッションが展開されるか楽しみ」とも。
同会場は駅から距離はあるものの、緑に囲まれた鎌倉らしい一帯に位置している。秋山さんは「会場は杉本観音や報国寺といった古刹(こさつ)にも近いので、当日は鎌倉散策をしながら来場いただければ。世界レベルの2人の演奏を鎌倉で体験できる貴重な機会。昨年は完売してしまったので(申し込みは)早めに」と呼び掛ける。
開演時間は15時(14時30分開場)。入場料3,800円。問い合わせやチケット購入は(TEL0467-23-0992)に電話で。詳細はフェイスブックページで確認できる。