湘南モノレール(鎌倉市常盤)は5月15日、車両の先頭に装着するオリジナルデザインのヘッドマークの販売を始めた。
写真や文字などデザインは自由。誕生日、記念日のお祝いや応援メッセージなどサプライズのプレゼントとしても
同ヘッドマークは左右50センチ、上下45センチのアルポリ製のボードに、メッセージや写真、イラストなどをレイアウトするもの。誕生日や記念日、応援、祝福などのメッセージをはじめ自己PR、プロポーズなどで公序良俗に反するものでない限り内容は自由。個人や団体を対象とし、企業の広告宣伝などには利用できない。
価格は1枚当たりデザイン料込みで5万1,840円(税込み)で、完全データで入稿の場合は3万240円。期間は10日間で最大2枚まで。向きは江ノ島方面か大船方面かを指定できる。掲出終了後は購入者に進呈する。すでに8月掲出予定での申し込みがあるという。
乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」などの開発販売を手掛けるヴァル研究所(東京都杉並区)の発案で始まった企画で、わたらせ渓谷鉄道、阿武隈鉄道、会津鉄道など地方を中心に展開し、都市型鉄道では初めての販売となる。
同路線は大船駅と湘南江の島駅の8駅6.6キロを約15分で結ぶ、世界的にも数少ない懸垂(サフェージュ)式モノレール。通勤客や観光客など年間約1030万人が利用している。
同社広報課の花香さんは「これまでにもピンクリボン号やクリスマストレインといった特別なヘッドマークを掲出することはあったが、個人や団体に解放するのは初めて。より身近な存在として感じていただければ」と話し、「モノレールを使って、誰かに、皆さんに、自分に、気軽にメッセージを」と呼び掛ける。
申し込みは「駅すぱモール」サイトで受け付ける。6月11日まで、父の日と誕生日のメッセージ見本を掲出した車両(パープルライン)を運行している。