江の島片瀬海岸(藤沢市片瀬海岸2)で8月5日、武蔵川部屋所属の現役力士たちと一緒に海岸を清掃する「どすこいビーチクリーン」が開かれる。主催はNPO「海さくら」と「日本財団 海と日本プロジェクト」。
砂浜の土俵で現役力士に挑む子ども。応援に熱が入るが、やがて笑いに包まれる。大人の挑戦も歓迎だという
2005年からビーチクリーン活動を続けている同NPO。通常のビーチクリーンに加え、サッカー・湘南ベルマーレとともに、「海に続くプロジェクト」と題しサポーターと一緒にスタジアムから海岸までを清掃、お笑い芸人と「お笑いビーチクリーン」も行うなど、「目指せ!日本一楽しいごみ拾い」をモットーに活動を続けている。力士を招いてのビーチクリーンは昨年、江の島や福島県いわき市、静岡県御前崎市でも開いた。
当日は同部屋力士約10人と67代横綱武蔵丸で現武蔵川親方も参加する予定。力士たちとごみ拾いを行った後、ざるを使いで細かいゴミを回収し土俵を作る。力士の指導で相撲のトレーニングの型などを組み込んた相撲健康体操を行い、最後は現役力士と子どもたちの相撲対決も。
「普段は力士と接する機会がないこともあり、子どもたちは大きさに驚き、対決を心から楽しんでいる。それを見る大人たちも大喜び」と話すのは、同NPOの古澤純一郎さん。「昨年は親方もがまんできなかったようで飛び入りで参加した」と笑って振り返る。今回はフラダンサーたちも参加するため、力士も一緒にフラダンスを踊るという。
今夏は、12日に葛西海浜公園西なぎさで阿武松(おおのまつ)部屋と、19日に湘南ベルマーレひらつかビーチパークで錣山(しころやま)部屋となど全国5カ所で同ビーチクリーンを行う。
古澤さんは「参加する力士たちにとっても海という非日常を体験できて楽しいと喜んでいただいている。相撲は子どもだけでなく、大人でも対戦できるのでぜひチャレンジしてほしい。楽しみながらビーチクリーンをするきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~12時(集合時間9時45分)。参加無料。申し込み不要。トングやごみ袋は用意する。荒天中止。