デジタルチェック(本社=東京都新宿区)は6月30日、「キャッシュレスビーチ」をテーマに、鎌倉・湘南エリアの店舗、由比ヶ浜海の家などで利用できる電子マネー「湘南チェック」カードを発行し、10万人の利用を目指して2006年7月からサービスを開始すると発表した。
同カードは、コンビニやチャイナクイックリゾート(本社=東京都渋谷区)内の同社のブースで各種商品を購入することができ、携帯電話サイトからのコンビニ払いやクレジットカード払い(ビザ、マスターカード)によりチャージすることができる。残高データは同社で管理され、紛失した場合は再発行が可能。また残高をネットオークションで利用できるほか、入金20日後からは金融機関を通じて返金手続きもできる。
カードの種類は配布用(残高0円)2千円、3千円、5千円、1万円の計5種類となりチャージ最高5万円まで。使用できる店舗として同海岸の海の家やレストランなどの70パーセントの賛同を得ているという。
同社代表取締役会長の土岐隆之さんは会見で、「従来の地域振興券などの成功例は少ないが、今回は海という財布を持たなくても良い環境で行うもので、論理的にも成立するための支持を得られる。鎌倉由比ガ浜は日本一の海水浴場。地域からの高い要望もあり、太く深く継続していきたい」と話している。