葉山の映像製作会社ゴーグル(三浦郡葉山町一色)が製作した世界で活躍する女性プロボディーボーダー3人のドキュメンタリー映画「ADOR(アドア)」が、シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区)で上映されている。
同作品は、プロボディーボーダーの大河原未都さん、小野塚葉子さん、橘田妙子さんのライフスタイルを、8ミリフィルムを中心に撮ったノスタルジックな映像のサーフ・ドキュメンタリー映画。監督は、CM、ミュージックビデオ、CG、短編映画などを手がける古田亘さんで、同者が手がけた短編映画「彼女の告白」は2007年プレアデス国際映画祭日本代表作品になっている。また、妊娠6カ月の大河原さんと小野塚さんがマタニティーの姿でサーフシーンを撮影したことも話題の1つ。上映時間は45分。
撮影場所として橘田さんのホームポイントでもある鵠沼や、大河原さんの出身地でもある鎌倉など湘南地域での撮影が多数行われており、鵠沼海岸でのキッズスクールシーンや江ノ島竜口寺、江ノ島東浜、鎌倉長谷のアクセサリー店「JEPUN(ジュプン)」、ブラジリアンビキニ専門店「fruits de mer(フリドメール)」、「三留商店」、葉山森戸海岸の海の家「oasis」などが登場する。
同館の小林さんは「同作品は、製作に葉山の『ゴーグル』と茅ヶ崎のスポーツメーカー『ブルーアチーブ』。音楽は鎌倉拠点の『バッファローレコード』と独自のサーフカルチャーを育んできた湘南発信の初のドキュメンタリー映画。作品中で披露される『マタニティー・サーフ』を通して人々にポジティブなメッセージを受け取ってほしい。『海と生活を楽しむ』というライフスタイルを親しむきっかけになれれば」と話している。
上映開始は連日20時45分から(レイトショー)。料金は1,200円で、水曜日レディースデーは女性1,000円。上映期間は6月15日まで。関連イベントとして、6月9日の上映後21時30分より、minnie mayuさんと橘田妙子のトーク&ミニライブを、最終日15日には小野塚葉子さん、橘田妙子さん、同作品プロデューサーの佐藤友紀さんによる「女ならではのアドア談義」を、それぞれ開催予定。