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藤沢市の支援団体がフェースシールドを3Dプリンターで作成 医療機関に寄付

フェースシールドを装着する山﨑脳神経外科クリニックの院長、山﨑孝正さん

フェースシールドを装着する山﨑脳神経外科クリニックの院長、山﨑孝正さん

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 藤沢市内で活動する災害復興支援団体「チーム藤沢」が、新型コロナウイルスによる藤沢市の医療崩壊を防ぐため、市内の開業医を中心に医療機関を支援しようと3Dプリンターで出力したフェースシールドを作成し、無償配布を始めた。

3Dプリンターでプリントされたフェースシールド用フレーム

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 発起人となったのはチーム藤沢の医療部門担当で、市内にある山崎脳神経外科の山崎久美さん。
 山崎さんは「現在、新型コロナウイルス感染拡大を受け医療資源が品薄となり、個人のクリニックがフェースシールドを手に入れることが難しい状況にある。そこで大阪大学の教授である中島清一さんのプロジェクトで3Dプリンターと市販のクリアファイルを組み合わせたフェースシールドを開発したのを知り、チーム藤沢として3Dプリンタでフェースシールドのフレームを制作し、無償配布を始めた」と話す。

 市内の開業医を中心に、マスクと共に無償配布をし始めてまだ1週間足らずだが、現在までに11の医療機関に50セットほどを配布したという。しかし3Dプリンターでの作成には時間がかかるため、近隣で3Dプリンターを持っている企業や個人などのボランティア協力者や、クリアファイルの提供などを呼び掛ける。

 山崎さんは「当初の目標を1000個作成としている。医師会にも働き掛け、医師だけでなく看護師や、患者と最初に接触する受付などの事務スタッフにも行き渡らせたい。募金や、クリアファイルやマスクの寄付もありがたい。無理のない範囲で自分ができることをするというのがチーム藤沢の目指す支援だが、その気持ちがたくさん集まるといろいろな支援ができる。まずはホームページを見て関心を持ってもらいたい」と話す。

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