動物愛護週間の特別行事として毎年行っている「水の生きものとペットの霊追悼法要(慰霊祭)」が9月24日、新江ノ島水族館で行われ、昨年急死したコツメカワウソの「ミサキ」にも祈りが捧げられた。
慰霊祭では日蓮宗霊跡本山 寂光山 龍口寺 本間日恩貫首が祈りをささげた
同行事は環境省が定めた「動物愛護週間」(9月20日~9月26日)に合わせて行われているもので、昨年の慰霊祭以降に亡くなったコツメカワウソの「ミサキ」、フンボルトペンギンの雛、魚類、クラゲなどを追悼した。
同館館長の崎山直夫さんは「旧・江の島水族館時代から数えて今回で43回目の実施になる。この一年の間に水族館で亡くなってしまった生き物たちをはじめ、長谷幼稚園と比企谷幼稚園でかわいがられながらも亡くなってしまった生き物を供養した。周囲とのつながりが希薄になりがちな社会情勢だが、相手を重んじ、寄り添う気持ちを大切にするとともに、生き物を飼育する立場としての社会的責任を再認識して水族館運営に当たっていく。これからも新江ノ島水族館は、命を育み、つながる命の大切さを伝え続ける水族館でありたい」と話した。