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藤沢駅前の画廊で短歌と俳句の会 現代短歌研究の歌人が主宰

会を主宰する歌人の大野道夫さん。曾祖父は明治を代表する日本の歌人で国文学者の佐佐木信綱

会を主宰する歌人の大野道夫さん。曾祖父は明治を代表する日本の歌人で国文学者の佐佐木信綱

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 藤沢駅前の画廊「Art Gallery LOS PINOS & CAFE」(藤沢市南藤沢7、TEL 0466-26-2000)で毎月第1金曜に開催されている「LOS PINOS 金曜俳句・短歌の会」が4月1日、開催10回を迎えた。

俳句と短歌の会が行われているArt Gallery LOS PINOS & CAFEの店内

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 主宰は藤沢市在住の現代短歌研究者で歌人、社会学者の大野道夫さん。1989(平成元)年に第7回現代短歌評論賞を受賞。俵万智さん以降の現代短歌を研究している。

 大野さんは「昨年7月、地元藤沢での古い友人で画廊オーナーの齋藤純一さんが、平日午前中の画廊を開放すると聞いて企画した。まずは俳句や短歌を学びたい有志を集めてスタートした」と話す。

 画廊の開放を始めたきっかけは、新型コロナ禍の影響で来店客がほぼゼロになったことからだったという。齋藤さんは「もともとカフェとしても営業していたので、ドリンク代500円で貸し切り提供を始めた。緊急事態宣言が明けるなどしたが、平日のスペース開放は好評で継続している」と話す。

 現在の参加者は6人ほど。大野さんは「参加者が自作の短歌と俳句の作品を持ち寄り、無記名で取り上げながら批評し合う形で毎回2時間ほど行っている。俳句は情景を描き、短歌は叙情を描く。亡くなられたご家族のへの思いや、季節の振り返りなど、何かを表現したい方はどなたでも始められるのが魅力。俳句や短歌に興味がある人はもちろん、どんな人でも気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~12時。参加費は500円。

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