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藤沢市の小学校で国際理解テーマに特別授業 元日本代表が交流経験語る

湘南学園小学校の6年生に向けて授業を行う元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さんらスクラム・ユニゾンのメンバー

湘南学園小学校の6年生に向けて授業を行う元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さんらスクラム・ユニゾンのメンバー

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 藤沢市の湘南学園小学校で6月24日、6年生を対象に「国際理解」をテーマにした特別授業が行われた。

湘南学園小学校の6年生に向けて授業を行うスクラム・ユニゾンのメンバー

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 授業を行ったのは、元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さんが率いるスクラム・ユニゾン。スクラム・ユニゾンは、2019年のラグビーワールドカップ日本大会で世界から集まった選手やファンに対し、相手国の国歌を歌ってもてなすことで大会を盛り上げる活動を行った。

 授業では、子どもたちにラグビーワールドカップでの出来事など、さまざまな国の人々と国歌を通じて楽しんだ経験を話した。これまで100カ国もの国歌を歌えるように練習してきた経験から、メンバーの村田匠さんが「南アフリカ共和国の国歌は5種類の言葉が使われている。スペインの国歌は歌詞がないから、聞く国歌」などと話し子どもたちの関心を集めた。

 授業の後半はグループに分かれ、違う国や文化の人たちとどのように関わるかの話し合いを行った。子どもたちからは「違う国の人々と、相手のことを知ることで仲間になれる」「言葉が違っても翻訳機能のある機械を使うことでコミュニケーションができる」などの意見が出た。

 6年生担任教諭の中許竜宏さんは「子どもたちはニュースを通じて国同士の対立を目にしている。スポーツや歌うことを通じて、いろいろな国の人々をもてなしてきたスクラム・ユニゾンの活動や思いから、これからのグローバル社会でお互いを受け入れようとする感性や対話の大切さを学んでほしい」と話した。

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