湘南海岸一帯にカツオノエボシが大量に漂着し、7月1日の海開きを前にかながわ海岸美化財団が注意喚起をしている。
カツオノエボシは、触手に強力な毒を持つクラゲの仲間。普段は沖合に浮かんでいるが、南風に乗って海岸に吹き寄せられてくる。刺されると電気ショックを受けたかのような激痛が走り、アナフィラキシーショックで死に至る場合もあるという。
同財団の柱本健司さんは「透明な青色がきれいなので、子どもなどはつい手を伸ばしてしまうが、死んで海岸に打ちあがっても触手の毒は強力に残っていて非常に危険。夏本番で海に遊びに行く人も多いと思うが、カツオノエボシを見つけても、決して触れないよう注意してほしい」と話す。
片瀬海岸東浜では1メートル間隔ほどの密度で打ち上げられており、海岸を行き交う人は素足で踏まないように注意して歩いていた。