オンラインコミュニケーションサービス「Lively Talk(ライブリートーク)」を展開するライブリー(神奈川県藤沢市藤沢3)が8月20日に行った意識調査で、「子育てで能力が伸びた」と答えた人が9割を超えた。
藤沢市役所で開催された子育て支援イベント「湘南&MAMACO・オレンジリボンフェスタvol.2」の来場者および子育て中の父母、計114人に「子育てで鍛えられた能力診断」という診断形式で、能力・行動特性の一覧40項目を選び、「上がった」「やや上がった」「変わらない」「やや下がった」「下がった」の5段階評価で自己採点してもらい、回答を得た。
特に鍛えられたと回答された能力・行動特性は「思いやり・想像力を働かせて相手の立場に立って物事を考える」「柔軟思考・状況の変化に応じて、臨機応変に対処している」「傾聴力・答えを決めつけずに、相手が本当に言いたいことを丁寧に聴く」「ストレス耐性・落ち込むことがあっても素早く立ち直る」「自己理解・自己を正確に認識し、対処する」の5つだった。
ライブリーの岡えり社長は「子育て後に復職をしようと職務経歴書を書こうとすると、育児は職務に当たらず、育児期間を空白にせざるを得ない。企業としても育児期間を適切に評価できているとは言い難い。そのため子育てをする人の多くは『子育てしかしていない』と自分を低く評価しがちだが、この結果を見ると個人差はあるにせよ、子育てが能力を培う機会になっている可能性は十分にあると考える」と話す。