大和市から藤沢に流れる引地川を清掃するイベント「引地川Cleanup Day(クリーンアップデー)」が10月30日、引地川親水公園で行われた。
藤沢の倫理法人会が発起人となり企画した同イベント。ボランティア組織のクリーンザリバーふじさわのメンバーのほか、川沿いに工場を構える「メルシャン藤沢工場」の社員や、湘南工科大学のデザイン学科の生徒ら、総勢85人が参加した。
身近なきっかけから、自分たちが住む環境を自らの手で改善するために始まったという同活動。発起人で倫理法人会の池田剛さんは「昔はイワシやサンマを内臓ごと食べていたが、こういった魚の内臓からマイクロプラスチックが検出されたという報道を見て、腹ごと食べるのをためらってしまうようになった。調べると海洋ゴミの7割は川からやってくるということを知った。元から絶つために地元の河川の清掃活動をし始めた」と話す。
活動への参加を呼びかけると、メルシャン藤沢工場が賛同。湘南工科大学の地域連携室長の禹在勇教授も呼びかけに応じ、デザイン学科の学生が参加することになったという。
今後も毎月定期的に清掃を続け、さらに啓発活動としてシンポジウムも行う予定。