都内中心に飲食店を展開するでり坊(東京都港区)は6月28日、逗子海岸前の国道沿いに「琉球ダイニングレキオス」(逗子市新宿2、TEL 0468-72-0108)をオープンした。湘南地区は初出店。
同店は、同社が掲げる「食生活の乱れがちなサラリーマンなどに朝・昼・晩にいつでもちゃんと食事を食べてもらおう」と始動したにプロジェクト「ちゃんと食べるプロジェクト」の一環で企画されたもので、9月2日までの期間限定営業となる。店舗面積は約225平方メートルで、席数は約120席。
同店には地元の逗子市や沖縄県、NEC、電通、MHDディアジオモエヘネシーなど行政を始め約19社が協賛し、NECが開発したタッチペンを使用してメニューボードに触れることでオーダーができるなど、店内にはユニークな仕掛けやこだわりも。
食材は毎日、沖縄からは空輸され、「海ぶどう」に関しては、店内の水槽で沖縄の自然の海を人工的に再現し、管理者が沖縄から週1回のペースで来店するというこだわりよう。店内で取り扱う100%トロピカルシュースも沖縄のグレイス(沖縄県那覇市)のものを提供。ほかにも同店でしか味わえない「やんばる地鶏のグリル」(1,250円)、「数量限定!紅豚のステーキ」(2,000円~)、青パパイヤ、ゴーヤなど7種類の野菜を使用した「島野菜の天ぷら」(700円)、「もずくの天ぷら」(700円)などを提供する。
同店3階には、プライベート感覚で楽しめるホテル並みの個室スペースを併設。それぞれ約90平方メートルある3タイプの部屋にシェフが出向きフルコースを提供する。料金は、昼=5万円~、夜=平日10万円~、土曜・日曜・祝前日=20万円~。要予約。
同店地下から逗子海岸へ抜ける道を進むと先月29日にオープンした同店が手がける海の家「へべれけシーサー」があり、沖縄のブルーシールアイス(300円)や台湾発祥のドラゴンアイス、オリジナルの「やきそばシーサー」(500円)などを提供する。海の家の営業は8月26日まで。
同プロジェクト、ショッププランナーの濱畠さんは「店を訪れる人がスタッフも含め、一夏の思い出として『絶対忘れないような店』を企画したかった。利益より『思い出』作りを優先した。海で遊んだ後、夜は店舗で行うようなイベントも計画中」と話す。
営業時間は、7時~25時。期間中無休。