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藤沢でインクルーシブフード試食会 障がいあっても「家族と外食」目指す

写真はペースト状の「インクルーシブフード」状態のロールキャベツ。

写真はペースト状の「インクルーシブフード」状態のロールキャベツ。

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 障がいにより食べ物をかみ砕いて飲み込む力が弱い人や、口から食事を取ることが難しい人向けの食事「インクルーシブフード」の試食会が12月17日、湘南食育ラボ(藤沢市鵠沼松が岡3)で開催された。

ペースト状の「インクルーシブフード」にする前の食事の写真

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 湘南地域の小中高校生への弁当調理を行っているNPO法人「湘南食育ラボ」 と、障がいのある子どもたちが利用する放課後等デイサービスを運営している「NPO法人laule'a(ラウレア)」が、藤沢市の補助金を受けて協働で行った。

 試食会には普段ミキサーでペースト状にした食事をしている子どもと、胃ろうからの注入で食事を取っている子どもが参加。その家族と施設スタッフがミキサー食と通常の食事を食べ比べた。

 子どもの母親が日頃、自宅でどのように食事を用意しているのか実演。食育ラボの調理師と管理栄養士との意見交換も行った。

 参加した母親は「外食時、全てのメニューをミキサー食で提供してもらうことは難しいかもしれないが、対応できるメニューを検討してもらえたらうれしい。さまざまな食形態で食事をしている子どもがいることを多くの人に知ってもらえたら」と話した。

 主催したラウレアの若林明子さんは「障がいがあっても家族や友人と外食を楽しむため、地域社会にどのような協力を求めていくのか、検討を続けていく。試食会は今後も実施する」と話した。

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