川喜多記念映画文化財団では、8月28日に鎌倉生涯学習センターホール(鎌倉市小町1)で開催する「鎌倉映像フェスティバル」の応募作品を募集している。
鎌倉をテーマとしたドラマ、ドキュメンタリー、アニメーション映像を広く募集し、全応募作品の中から1次審査通過作品8~10作品を、同日上映する。上映作品について大林宣彦監督から講評があり、その中から最優秀作品(賞金20万円)、最優秀学生作品(賞金10万円)が発表される。応募締切は8月1日。
同フェスティバルは「映像制作の楽しみを広く伝え、プロの講評により映像を見る目を養ってもらう」という目的で企画されたもの。同財団の佐藤京子事務局長は「多くの人に『自分の鎌倉』の映像化を体験してほしい。来年以降も継続していきたい」と話している。
同財団は、「望郷」「天井桟敷の人々」「第三の男」「禁じられた遊び」など数々の外国映画作品を日本に紹介し、晩年は、日本映画を海外へ紹介するため、世界中の映画祭で活躍した故川喜多かしこさんが「東洋と西洋の文化と友情の架け橋になりたい」として1982年に創設された。