葉山のビーサン店がビジネス書に-「ビーサン屋げんべい物語」

7月18日発売「ビーサン屋げんべい物語」の表紙

7月18日発売「ビーサン屋げんべい物語」の表紙

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 葉山のビーチサンダル専門店げんべい商店(三浦郡葉山町堀内、TEL 046-875-2117)が題材となった書籍が7月18日、徳間書店から発売される。

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 タイトルは「ビーサン屋げんべい物語-葉山の片隅で世界を狙うオンリーワン商店」。「げんべい商店」5代目店長・中島広行さんが「げんべいの歴史」「ビーチサンダル秘話」「中島さんがげんべいに携わってから10年の歩み」などを綴ったもので、書籍化は同店にとって初の試み。1,575円。

 一年中ビーチサンダルを販売していることで有名な同店は、オリジナルブランドのほか、他企業とのコラボ商品を多く手がける江戸末期から続く老舗。葉山に3店舗ある店頭には、ビーチサンダルや衣料品、雑貨、日用品、オリジナルブランドなどがところ狭しと並び、「よろず屋」のような店構え。「なぜ、葉山のこの店に、大手企業や百貨店がコラボや催事をお願いに来るのかが不思議」と徳間書店の担当者に言われたのがきっかけで、執筆を開始。総ページ数96ページの同書が完成した。カラーページも多く盛り込み、湘南在住の写真家・広田行正さんの写真を使用している。

 中島さんは「『げんべい』に来て10年。当初は『ここで買い物をしている姿を見られたくない』と近所の人に言われていた『げんべい』が、10年で大きく変わった『きっかけ』などを本に著した。すぐに変わることは難しいし、すぐに売り上げを大きく伸ばすのは至難の業。どんな店でも10年間の方向性と積み重ねで、『げんべい』と同じように変われるということを知ってもらえれば」と話している。来年は海外進出も予定しているという。

げんべい商店

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