夕日を見ながらバリ島の魅力を体感するイベント「江の島バリサンセット2023~至福をともに江の島バリ~」が9月2日・3日、江の島の「サムエル・コッキング苑」と「江の島シーキャンドルサンセットテラス」およびイベントステージで開催された。
会場で記念撮影に応じる鈴木恒夫市長とジョン・チャヤント・ブスタミ公使
上から見た地形や、ヤシの木があり南国風なところ、弁天様とサラスワティという芸事の女神が共にいるなど、江の島とバリ島の共通点を伝えたいという思いから、2006(平成18)年にバリ舞踊とガムラン演奏を楽しめる場として始まった同イベント。16回目となる今年は、日本インドネシア国交樹立65周年の記念年と重なり、2日間で過去最多の延べ11280人が来場した。
初日はビンタンビールがプロデュースしたインドネシア料理やインドネシアの自然素材を生かしたハンドメード雑貨のヌサンタラ、バリ島バヌア村の植物から作られた紙すき商品のSENANG(スナン)などのブースが並びにぎわった。
ステージではユネスコ無形文化遺産に登録されているインドネシア舞踊の「サマン」やバリ舞踊とガムラン生演奏が華やかに行われた。特に注目を集めたのは、宮廷舞踊を継承するバリ島ブリアタン村より来日したアナック・アグン・グデ・イスワラ・マン・デラさんの迫力あるバリ舞踊。夕日に照らされ、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。
2日目は雨予報のため、ステージプログラムを1時間早め、15時からバリ舞踊とケチャック、ガムラン生演奏が披露された。駐日インドネシア共和国大使館のジョン・チャヤント・ブスタミ公使、メイ・ナルテ・ファウジ公使参事官のほか、藤沢市の鈴木恒夫市長、ガルーダ・インドネシア航空のソニー・シャ・フラン日本地区総代表も来場。
実行委員長の長谷川亜美さんは「バリ島に似たこの江の島で、より多くの方々がバリ島文化を通じて交流する様子を見られてとてもうれしい。より一層の文化交流と親善を深めていきたい」と笑顔を見せた。