俳優・歌手の加山雄三さんの銅像が故郷の神奈川県茅ケ崎市で完成し、加山さんの87歳の誕生日である4月11日、除幕式が行われた。
銅像の制作は、「湘南サウンド」を後世に引き継ぐ取り組みの一環として茅ヶ崎商工会議所が企画。クラウドファンディングで制作費を募り、1,500万円を達成。茅ヶ崎市役所前広場に設置した。
除幕式には、加山さんと佐藤光茅ケ崎市長、亀井信幸茅ヶ崎商工会議所会頭、銅像を制作した彫刻家の宇野務(つとむ)さん、茅ヶ崎市観光協会会長、茅ケ崎市議会議長の6人が出席。加山さんが2023年に47年ぶり5人目の茅ヶ崎市名誉市民に決定したことから、併せて名誉市民証贈呈式も行われた。
加山さんは「最高だよ、どうもありがとう。本当に何とお礼を申し上げたらいいのか分からない」と繰り返し謝意を表し、「幸せだなって、それだけは言わせてもらおうと思って」と、自身のヒット曲の決めぜりふで会場を沸かせた。
同会議所の味村航太さんは「想像を超える大勢のファンが来て、無事に除幕することができた」と話す。
東京都八王子市から駆け付けた女性は「小学校6年生の時から数十年来のファン。今日は元気な姿が見られて最高」と笑顔を見せていた。