小学生を対象にした金融投資セミナー「家族で学ぼう為替と株式」が5月11日、藤沢商工会館ミナパーク(藤沢市藤沢)で行われた。藤沢ロータリークラブ創立70周年記念事業の一環で、野村證券との連携で開いた。
参加者は地元の小学生と保護者約60人。野村證券ファイナンシャル・ウェルビーイング室の柏崎洋平さんが講師を務め、前半で円高・円安などの為替について学ぶゲーム、後半でアニメ「秘密結社 鷹の爪」のキャラクターが登場する株式体験ゲーム「鷹の爪団の株式のススメ!」などのアクティビティーを通して株式について学んだ。
藤沢市内から参加し、セミナー中に何度も手を挙げて発言した小学4年の男児は「いろいろゲームをして、楽しかった」と笑顔を見せていた。
同クラブの小河(おがわ)静雄会長は「思ったより子どもたちが活発で、金融市場のことをよく知っている。こういう子たちが大きくなった時が楽しみ」、実行委員長の川上彰久さんは「私が小さい時は、子どもがお金の話をするものじゃないと言われた。でも、今日のセミナーのように、小さい時からお金に対して真面目に勉強することは大事だと思う」と、それぞれ話す。
金融経済教育は、2022年4月の学習指導要領改定により高校の授業で必修化されている。