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「江の島天王祭」開催 神奈川県指定重要文化財の「江の島囃子」も

江の島島内の裏通りを練り歩く宵宮(よみや)のお囃子。最後尾で締め太鼓が打ち鳴らされる

江の島島内の裏通りを練り歩く宵宮(よみや)のお囃子。最後尾で締め太鼓が打ち鳴らされる

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 藤沢市の重要無形民俗文化財の祭り「江の島天王祭」が行われ、7月13日には「江の島囃子(ばやし)」が島内を練り歩いた。「江の島囃子」は神奈川県指定重要文化財にも認定されている。

江ノ島囃子の練り歩きの様子

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 毎年7月14日の前後を含む5日間にわたって行われる八坂神社例祭は、同神社の祭神である須佐之男命(すさのおのみこと)の御神像を、対岸にある鎌倉の小動(こゆるぎ)神社まで「お出かけさせる」祭りで、龍口寺周辺で小動神社から来たみこしと合流し、江ノ電とすれすれで行き交う姿や、海上渡御をする様子などを見に、毎年多くの見物客が詰めかける。

 江の島囃子は天王祭の13日の行事である「宵宮(よみや)」の中で、夕暮れから行われる行事。「江島天王囃子」「龍神ばやし」とも呼ばれ、西町・東町の2組に分かれた浴衣姿の島民らが列をなし、錫杖(しゃくじょう)を持った2人が先導。チャルメラや三味線、銅羅(どら)、柄太鼓(えだいこ)、小太鼓などを鳴らしながら島内の道を練り歩いた。最後に締太鼓(しめだいこ)が続き、打ち鳴らしながら島内を行き交った。

 江の島囃子を見守っていた地域住民の一人は「チャルメラを吹き鳴らすおはやしは珍しいのでは。楽器も古くなり修繕先が見つからないという声も聞いたが、伝統的な行事なので、ぜひ受け継いでいってほしい」と話していた。

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