ビーチテニスの国際大会「BT100FUJISAWA MASA KUGENUMA OPEN」が10月12日~14日の3日間、藤沢の鵠沼海岸で開催された。
ビーチテニスはイタリア発祥のスポーツで、日本には上陸して16年目。コロナ禍以降大きな国際大会を開催できていなかったが、今年、再開した。鵠沼海岸での賞金総額1万ドルの大会は初開催となるという。
トーナメントディレクターの中川洋亮さんは「コロナ禍前は、賞金1万ドルのビーチテニスの国際大会を東京・福岡・宮崎などで開催し、世界のトップ選手たちが日本に来て熱い戦いを繰り広げていた。コロナ禍で大会がなくなってしまっていたが、今回、日本で5年ぶりに賞金1万ドルの大会を開催することができた」と話す。
同大会には122人の選手が参加。そのうち23人の選手が海外から参加で、元スペイン代表やヨーロッパ選手権準優勝の選手などの強豪も来日した。日本からは日本代表チームの強化指定選手が全員参加した。
中川さんは「日本のビーチテニス発祥の地である鵠沼海岸で5年ぶりとなる国際大会を開催できてうれしい。海外選手も多く参加する国際大会として、音楽・実況・会場の応援で大いに盛り上がった。各選手のナイスプレーに会場全体から歓声が沸いた」と振り返る。
男子の決勝戦は第1・第2シードの海外強豪選手同士の決勝となり、フランスのポール・ゴタールダ選手とマキシム・モレット選手のペアが優勝を収めた。女子の決勝戦は日本選手とブラジル選手の対戦となり、地元藤沢在住の中川潮美選手と葉山在住の入江真子選手のペアが優勝を飾った。
中川さんは「来年は今回の大会の熱気を上回れるように、さらにグレードアップして大会を開きたい」と意気込みを見せる。