藤沢駅前のゲームセンター「ゲーム・イン・ファンファン藤沢店」(藤沢市鵠沼石上1)が10月20日で営業を終え、移転前の店舗から合わせ約40年の歴史に幕を閉じた。
同ゲームセンターは1994(平成6)年11月に現在の場所に移転。ビル1棟全てがゲームセンターで、地下にメダルゲーム、1階にクレーンゲーム機やプリントシール機などを備え、2階にはレーシングゲーム機やマージャンゲーム、対戦格闘アーケードゲーム、音楽ゲーム機などを設置。昨年4月24日までは3階にもゲーム機を設置していた。
時間帯で金額を安くしたり、近隣パーキングの駐車券発行サービスを行ったりするなど、利用客向けのサービスにも力を入れていたが、10月1日に公式Xで閉店の案内がポストされると、リポストや閉店を惜しむコメントが集まった。
営業最終日に訪れた男性来店客の一人は「全盛期のようなにぎわいだった。ゲーセンで育った世代で、小学生の頃はお年玉を握りしめながらメダルゲームをしていた。藤沢駅前にあるゲームセンターらしい最後のゲームセンターと思っていたので悲しい」と話した。
藤沢駅前のゲームセンターは、「アドアーズ藤沢北口店」が今年4月7日に閉店し、南口の「タイトーステーション藤沢店」が営業するのみとなった。