JAさがみの直売所「わいわい市藤沢店」(藤沢市亀井野、TEL 0466-90-0831)で、藤沢産のバナナの販売が始まった。藤沢産のバナナの出荷は初めて。
出荷しているのは藤沢市遠藤の小林俊和さん。小林さんは2017(平成29)年にバナナの木を植え、露地バナナの栽培に挑戦してきた。2020年に初めて実り、販売できるまで品質を高められたことから、今年初めて直売所に出荷したという。
バナナは寒さに弱いため越冬の管理が大切で、特に小林さんは露地栽培をしているため、冬に葉が枯れた後、ビニールをバナナの木に巻き保温して越冬させるなど工夫した。バナナの木は4メートル以上あり、大仕事だという。
同JA広報の青木訓穂さんは「品種名は『アイスクリームバナナ』。小型品種で1本10センチ程度。ねっとりとした食感が特徴で、そのまま生食できるほか、冷凍庫に入れればアイスクリームに早変わりする」と話し、売れ行きも良く人気だという。
価格は1袋2本入り400円。11月に霜が降りるまでの出荷を予定している。