
自然由来の化粧品や食品の製造・販売を手がける「chitree organic(チーツリー・オーガニック)」(茅ヶ崎市赤羽根)が3月20日、自社アパレルブランド「いきのを」の新商品として、和紙糸を使ったタオル「花結う草に(はなゆうくさに)」を発売した。同社が1月に発売した和紙靴下「草燥と(そうそうと)」に続く第2弾商品となる。
「洗濯環境に左右されにくい製品」を目指し開発された「花結う草に」
「花結う草に」は、土台にコットンを使い、パイル生地部分はオーガニックコットンと和紙を50%ずつ配合する撚糸(ねんし)を採用。吸水性と速乾性に特化した「すぐ乾くタオル」を目指した。サイズも「バスタオルより小さく、フェースタオルより大きい」という独自のサイズで、使い勝手にもこだわった。
背景には、共働き世帯の多くが部屋干しをしているという近年の洗濯事情があるという。天候に左右されず、カビ臭さを抑える和紙の特性を生かし、「洗濯環境に左右されにくい製品」として企画。商品名には、「花」は綿花、「草」は和紙を表し、自然素材の機能と優しさを結びつけたいという同社の思いを込めた。
開発を手がけた同ブランドのマネジメントを担うおちづさんは「タオルはふわふわである必要はない。求めるのは吸水性と速乾性」と商品作りへの思いを語る。
価格は8,690円。同社オンラインショップで扱う。